スタッフからの一言

まだまだ暑い日が続きますが、暦の上では、もう秋が来ています。

秋になると大陸の乾燥した冷たい空気が流れ込むため、大気が澄んだ季節となり、月が綺麗に見えます。
中でも、「一五夜」は、一年で月が美しく見える日と言われています。

ところで、「小倉百人一首」の中には、「月」を題材にした歌が12首あるそうです。
大江千里(おおえの ちさと)が詠んだ
「月見れば、千々(ちぢ)にものこそ悲しけれ わが身一つの秋にはあらねど」
という歌は「月」を題材とした歌として有名です。

この歌は、現代風に解釈すると、「月を見ていると、いろいろな思いが浮かんでくるので、心が揺れて、悲しみがあふれてくる。私一人だけに訪れた秋ではないのだけれど…」といった意味だそうです。昔から、人はいろいろなことで悩んできたのですね。

今年の一五夜は、10月1日(木)だそうです。ススキを供え、お月見団子を食べながらゆっくり夜空を眺めても、何か気分が晴れない場合は、誰かに相談することが必要かもしれません。
勇気を出して、電話をかけてくれるのを待っています。