相談事例
相談の流れ(イメージ)
(事例は架空のものです)
Aさん 高校生 17歳
高校に行きづらくなってしまって、出席日数が足りなくなったんです。担任の先生からこのままだと退学か留年と言われてしまって…。選択肢が色々あるのはわかっているんですが、どうしたらいいのか悩んでいます。
母親から電話相談
本人と母親が来所相談
通信高校の情報提供、見学に同行
通信制高校に転入
相談員がAさんと直接話し気持ちを聞き、これから先の選択肢について一緒に考えました。何度かAさんと話していく中で、自分の気持ちや学校に行く意味などが整理でき、「通信制高校に行きたい」という希望になり、自分に合う学校を探していく事になりました。
通信制高校の情報提供後、数校の見学会にAさんと母親が参加。相談員も見学に同行し一緒に高校の情報収集を行いました。
Aさんの希望で、自分のペースで通学できる高校を選択し、転入する事になりました。

Bさん 30歳
大学中退後、アルバイトや派遣の仕事をしていたんですが、どれも長く続きません。いずれは正社員で働きたいなという思いはあるんですが、どうしたらいいのか…。
本人から電話相談
支援機関に連絡+初回に相談員が同行
お仕事相談の支援機関で支援継続
就職
今までの経験やこれからどうしたいかなどを丁寧に話し合いました。話していく中でBさんが転職を繰り返す大きな理由が「コミュニケーション」に課題があることが分かりました。他者との人間関係を築く事に自信がないBさんに、お仕事相談やコミュニケーションのグループワークができる支援機関の紹介を行いました。最初は一人で行きづらいとの事であったので、初回は相談員も同行しました。
セミナーや交流会に参加しコミュニケーション力を磨き、他者との人間関係に慣れるような活動を行い、職場体験も経験されました。しばらくして人間関係に少し自信がついてきた所で、支援機関のサポートを受けながら就職活動を始める事になりました。
支援機関のサポートを受けながら就職活動中

Cさん 男性 25歳
高校卒業後、会社に入社しましたが、上司と上手くいかず半年で退職。その後就職活動せず、何年も経ちました。家族とは会話もするし家の中では自由に過ごせますが、家族以外との接点はなく、外に出ない状態です。このままで良いとは思わないのですが…。
母親から電話相談
両親と来所相談を数回行う
本人が来所相談
支援機関での支援継続
就労へ
ご両親はCさんも相談に連れて来たかったそうですが、本人は「行きたくない」と拒否がありました。ご両親から本人の様子を伺い、相談員からCさんにとって必要と思われる情報提供をご両親に行いました。
ご両親に情報提供を続けていると、Cさんが興味を持って「話を聞いてみたい」との希望が出て来所されることになりました。最初の頃は緊張し、相談員に対して言葉数も少なかったのですが、面談を重ねるうちに趣味や過去の経験についても語り、徐々に打ち解けてきました。外に出て他の人とも少しずつ話が出来るようになりたいとのCさんの希望から、適切な支援機関を紹介しました。
支援機関が開催するグループワークやボランティア活動にも参加できるようになり、自信を取り戻しました。
その後しばらくして仕事への意欲も出て、今はアルバイトをして頑張っています。
