相談事例
相談の流れ(イメージ)
(事例は架空のものです)
Aさん 高校生 17歳
高校に行きづらくなってしまって、出席日数が足りなくなったんです。担任の先生からこのままだと退学か留年と言われてしまって…。選択肢がいろいろあるのはわかっているんですが、どうしたらいいのか悩んでいます。
母親から電話相談
本人の了承を得たうえで、相談員がご家庭に訪問
通信制高校に転入
相談員がAさんと直接お話しして、気持ちをお聞きし、これから先の選択肢について一緒に考えました。何度かAさんとお会いしたり電話したりして話すうちに、自分の気持ちや学校に行く意味などが整理でき、自分が行きたいなと思える学校を見つけることができました。
Bさん 25歳
大学中退後、アルバイトや派遣の仕事をしていたんですが、どれも長く続きません。いずれは正社員で働きたいなという思いはあるんですが、どうしたらいいのか…。
本人から電話相談
本人に来所していただき、相談員と面談
若まどから就労支援機関に連絡+予約+初回に相談員が同行
就労支援機関での支援継続
就職
今までの経験やこれからどうしたいかなどを丁寧に話し合いました。話していく中で、Bさんが転職を繰り返す大きな理由が、コミュニケーションに課題があることが分かりました。人との関係性を築く事に自信がないBさんに、相談員から、某就労支援機関の情報を伝え、そこで支援を受ける事が適切ではないかと提案し、Bさんも納得したので、そちらに紹介することとなりました。最初は一人では行きづらいとのことだったので、初回は相談員も同行しました。
認知行動療法セミナーや交流会等に参加し、コミュニケーション力を磨きながら就職活動支援も受けました。
Cさん 男性 24歳
高校卒業後、入社した会社で上司とうまくいかず半年で退職。その後、就職活動もせず、何年も経ちます。家族とは会話もするし、家の中では自由に過ごせますが、家族以外との接点はなく、外に出たがらない状態です。このままで良いとは思わないのですが・・・。
母親から電話相談
ご両親と来所相談を数回行う。その後、本人の了承を得たうえで、相談員がご家庭に訪問し、本人との面談
支援機関での支援継続
就職
Cさんは、最初の頃は緊張し、相談員に対して言葉数も少なかったのですが、面談を重ねるうちに趣味や過去の経験についても語り、徐々に打ち解けてきました。外に出て、他の人とも少しずつ話ができるようになりたいとの言葉も出てきたため、適切な支援機関を紹介し、相談員も同行しました。
支援機関が開催するグループワークやボランティア活動等にも参加できるようになり、自信を取り戻しました。その後、仕事への意欲も出て、今はアルバイトをして頑張っています。
Dさん 女性 28歳
自分は人とは違っていてダメな人間だと思うんです。自己肯定感なんて持てないし、仕事も数か月で転々としてしまう。こんな自分はこれからどう生きていけばよいのか分からないんです。
本人から電話相談
本人に来所していただき、本人と面談
情報提供+施設見学の同行
就労移行支援事業所での支援継続
就職
Dさんは、子どもの頃から人間関係がうまくいかず、仕事においては、何度も同じミスをし、転職を繰り返しているとの話がありました。そのことで、医療機関を受診したこともあるようです。面談を重ねるうち、今後のことについても丁寧に話し合った結果、Dさんは、福祉サービスを利用して、サポートを受けながら自分に合う仕事に就きたいとの気持ちが強くなりました
相談員は、本人の希望をお聞きしながら、様々な情報を提供し、就労移行支援事業所の見学にも同行し、利用が決定しました。
事業所を利用していく中で、Dさんは自己理解を深め、自信をつけていきました。その後、自分に合った企業との出会いがあり、就職することができました。